NPO法人 加賀国際交流会 たぶんかネット加賀                             
       
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 ロボレーブ ジャパン
たぶんかネット加賀 事務局長 稲木文彦

「現代教育に求められるもの」

 
元MITコンピューターサイエンスの教授であったアラガラウェル氏は、ハーバード大学とMITの協力でEDXというオンライン教育機関を設立しました
以前、彼はインドで教育改革に取り組んでいたある日、車で4時間離れた村に、実験的にインターネットに接続された一台のコンピューターを設置し、手伝いとして一人のおばあちゃんを選び、コンピューターの周りに集まる子供を、とにかく褒めて欲しいと伝えました。一週間後に訪れると子供達はコンピューターの周りに集まり一生懸命にインターネットで遊んでいました。
そして一年後には、子供達は遺伝子のページをみてDNAについて語り始め、最期にコンピューターのメモリーをもっと増やして欲しいと懇願したそうです。彼はここに教育改革のヒントを見つけました。

 この400年の間に科学の分野では著しい進歩を遂げています。ところが教育の現場では黒板が白くなっただけだと彼は言います
昔は、記録は紙にたより、事務は手作業です。教育に求められたのは記憶力、機械的処理能力を高めることで、創造力や判断力の育成は必要ありませんでした。
 ところが現在の社会環境は著しく変化し必要なデータはコンピューターから瞬時に取り出せ、事務処理もコンピューターがほとんど行います。この社会で子供達に必要な教育はなんだろうと、彼は警鐘を鳴らしました。
彼は実験を通じて、褒める人と正しい教材があれば子供達は自分達で好奇心を満たして行くことを証明しました。

 私はアメリカでロボット教育を推し進めているロボレーブと言う組織と懇意になり、昨年11月にはアビオシティーでロボレーブ加賀大会を開きました。今年11月23日からロボレーブ世界大会を加賀市で開催し、世界各国から子供達が集まりました。

 ロボット教育は科学を好きになる計り知れない力があります。正しいテーマを与えていけば、子供達はあっという間に大人を飛び越してしまいます。
これからの社会に必要なのは、記憶力ではなく創造力なのです